◆ 山田康雄氏吹き替え版イーストウッド作品 名セリフ集
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「ダーティハリー３」
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テレビ放送版
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監督：ジェイムズ・ファーゴ
出演：タイン・デイリー（ケイト・ムーア）/ ハリー・ガーディノ（ブレスラー警部補）/
ブラッドフォード・ディルマン（マッケイ警部）/ ジョン・ミッチャム（ディジョルジオ）/
デヴァレン・ブックウォルター（ボビー・マックスウェル）/ ジョン・クロウフォード
（市長）/ サマンサ・ドウン（ワンダ）/ アルバート・ポップウェル
（ビッグ・エド・ムスタファ）
声の出演：ムーア（ 戸田恵子 ）、マッケイ（小林勝彦 ）、ブレスラー（田口計 ）
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「３」はアクション度は低いが、その分ハリーと各キャラクター間の会話の面白さで見せてく
れる。
特にマッケイ警部に噛みつくハリーのセリフは強烈で、オリジナルより吹替え版の方が楽しめ
るだろう。
ムーアのセリフやハリーが風俗店に探り行く場面など、性に絡んだセリフが多いのも特徴。
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| 原語 |
Marvelous...
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| 字幕 |
泣ける
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| 吹替 |
やれやれ...
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| メモ |
「4」の“Swell”と並ぶ、ハリーの名ボヤキ。
山田吹替えの金字塔である「泣けるぜ...」は「4」で言われたセリフだが、
本作では字幕でそう表現されている。
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| 原語 |
Digeorgio: What about me ? I'm your partner.
harry: I may have to move fast and I don't need too much linguini to hold me back.
Digeorgio: You got a lot of class, Harry.
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| 字幕 |
ディジョルジオ： 一緒に行こうか？
ハリー： よせデブは足手まといだ。
ディジョルジオ： 貫録だな。
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| 吹替 |
ディジョルジオ： オレはどうする？ アンタのパートナーだ。
ハリー： 早いとこ片付けたいから一人のほうが身軽でいいってわけだ。
ディジョルジオ： たいした度胸だな。
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| メモ |
雑貨店の強盗の交渉に向かうハリーにディジョルジオが声をかける場面。
ハリーの毒舌を理解しているディジョルジオは、すぐにジョークで切りかえすのがよい。
字幕ではデブ＝ディジョルジオのこととしてるが、絡みつく“linguini”（パスタの一種）は
要らないとしている。
日本語に訳しても不明だから、上の吹替えの方がよいだろう。
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| 原語 |
Digeorgio: Tell me, what makes a man crazy enough to join the cops.
harry: If you find out, you let me know, huh ?
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| 字幕 |
ディジョルジオ： なぜ刑事になったのかな？
ハリー： わかったら教えろ。
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| 吹替 |
ディジョルジオ： あんたの頭の構造はどうなってんだ？
ハリー： さあね、オレにもわからね。
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| メモ |
前段に続く場面。強盗を仕留めた後、ディジョルジオが催涙弾を撃ったために咳き込みながら、
ハリーが外に出てくるところ。
字幕の方が忠実だが、吹替え版はディジョルジオのあきれ加減がよく出ている。
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| 原語 |
To parsonnel ? That's for assholes.
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| 字幕 |
人事？ オカマの仕事だ。
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| 吹替 |
人事課？ あんなケツの穴に。
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| メモ |
ブラッドフォード・ティルマン扮する新しい上司マッケイに配転を告げられたハリーが思わず
叫ぶセリフ。
その後すぐにマッケイに「私はそこに10年いたんだ」と言われるハリーの表情が傑作。
「3」はお約束の決め台詞がないのだが、その代わりの「ケツの穴」ネタがやたら出てくる。
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| 原語 |
Do you think this is an encounter group ?
I want to know what she'll do when someone points a gun at her and says
"Hit the deck!".
Well, if she fails outthere, she gets her ass blown off.
Moore:It's my ass !
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| 字幕 |
座談会じゃない。問題は拳銃を前にしてどう反応するかだ。ケツに穴が開くんだぜ。
ムーア：私のケツよ！
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| 吹替 |
ここは仲良しクラブじゃないんですよ。私はただムーア巡査がどうするのか知りたいだけです。
賊に銃を向けられ、「床に伏せろ、このアマ」って言われた時に。
こんなケツの穴が小さいようじゃ、とても見込みはないね。
ムーア：私のケツよ！
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| メモ |
刑事の昇任試験の面接に立ち会うことになったハリー。
候補者の女性巡査ムーアがパトロール経験の全くないことを知り、面接官の一人で市から派遣
されたグレイ女史に噛みつく場面。
ムーアの名セリフ「私のケツよ！」は、字幕も吹替も見事に一緒。
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| 原語 |
I'm standing on the street corner and Mrs. Grey there comes up and propotitions me.
She says, if I come home with her for $5, she'll put on a show with a shetland pony.
I'm Just trying to find out if anybody in this room knows what the hell law's being broken beside cruelty
to animals.
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| 字幕 |
俺が街角にいる。グレイ女史が来て、馬とファックするのを５ドルで見せるという。
法律の守護がどんなに危険かを言いたいんだ。
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| 吹替 |
それじゃ、私が街角に立っていて、そこにミス・グレイが誘惑しに来たとする。
彼女は一緒に家に来れば、５ドルで秘密のスペシャル・ショーを見せてやると言ってね。
婦人団体がギャアギャア騒ぐ動物虐待以外にも、いろんな違法行為があることを言いたかっ
たんですよ！
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| メモ |
前段で逆ギレしたグレイ女史にさらにお返しのセリフ。
女性の前で普通は言わんだろと思うほど、露骨なセリフだ。
後者の字幕訳はＤＶＤの名セリフ集にも選ばれているが、やや意訳か。
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| 原語 |
Here's a seven-point suppository, Captain.
Mckay: What did you say ?
Harry: I said stick in your ass !
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| 字幕 |
ハリー： あとで泣くなよ。
マッケイ： 何だと。
ハリー： 勝手にしやがれ！
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| 吹替 |
ハリー： 痔の治療でもしたら。
マッケイ： どういうことだ？
ハリー： ケツの穴にもつっこむんですね！
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| メモ |
市庁舎で誤認逮捕を認めないマッケイに噛みつくハリー。
停職を命じたマッケイがバッジをよこせと言った後のセリフ。
字幕だとわからないが、吹替えだとハリーの怒り＆イヤミのほどがわかる。
市長等、公衆の面前で言われたマッケイも大恥だが、それを見ているブレスラー警部の
「ダメだこりゃ」という表情もおかしい。
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| 原語 |
Harry: So l can hit what I aim at, that's why.
A 357 is a good weapon, but I've seen, 38s careen off windshields. No good in a
city like this.
Moore: I see, so it's for the penetration.
Harry: Does everything have a sexsual connotation with you.
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| 字幕 |
ハリー： 照準が正確だ。
３５７も悪くないが、３８は当たっても貫通力が弱い。
ムーア： では目的は貫通することなのね。
ハリー： すべてはセックスか？
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| 吹替 |
ハリー： 狙った獲物を逃したくないからだ。
３５７はいい銃だと思うが、３８の方はこういう街には向いていないよ。
わかるか、つまり...
ムーア： わかるわ。つまり、スカッと貫きたい。
ハリー： 君は何でもセックスと結びつけるのかい？
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| メモ |
前段の発言後、市庁舎を出たハリーを追いかけるムーア。
公園でハリーに、なぜマグナム４４を使用しているか尋ねる場面。
直前に円筒状の建物をペニスに例えるなど、ムーアはけっこう下ネタ好きだとわかり、
ぎこちなかったハリーとムーアの関係がよくなるところである。
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| 原語 |
Harry: Well, Inspector Moore, I don't like to get too friendly with partners.
Moore: I know. I mean I understand.
Harry: Kate..., You Know whoever draws you as a partner could do a lot worse.
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| 字幕 |
ハリー： 相棒と親しくなるのは禁物だ。
ムーア： そうね、わかっています。
ハリー： 心をひかれるというのは危険だ。
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| 吹替 |
ハリー： なあ、ムーア刑事、オレは相棒とは親しくなりたくない。
ムーア： そうね、その気持ち、わかるわ。
ハリー： ケイト...今度は誰が君の相棒かは知らんが、大変だと思うよ。
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| メモ |
前段の後、ジュースを飲みながらの二人の会話。
ムーアが少しずつ自分に惹かれていることをけん制するかのような忠告と同時に、
彼女の悲劇を暗示しているようなセリフだ。
字幕だとわからないが、ハリーはここで初めて彼女のことをケイトと呼ぶ。
ただ最後のセリフは、字幕の方が良いような気がする。
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| 原語 |
Harry: May I make a statement, Mckay ?
Mckay: Go, ahead.
Harry: Kate..., Your mouthwash ain't making it !
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| 字幕 |
それでは言う。口が臭いぜ！
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| 吹替 |
ハリー： 一つ言わせてもらってもいいかな！
マッケイ： 言ってみろ！
ハリー： あんたの口は臭いますよ！
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| メモ |
市長が誘拐されて、停職中のハリーにマッケイが捜査協力を強要する場面。
あまりにも身勝手なマッケイの物言いにハリーの怒りが爆発する。
ここでもまたブレスラーが困った表情。
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| 原語 |
Moore: Get him...
Harry: You can count on it
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| 字幕 |
ムーア： やっつけて
ハリー： よし
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| 吹替 |
ムーア： ハリー...捕まえて...。
ハリー： ...仇をとってやる。
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| メモ |
銃弾に倒れたムーアの最後の言葉に応えるハリー。
本作は敵役も倒す時の決めセリフもなく、せつない場面だ。
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