◆ 山田康雄氏吹き替え版イーストウッド作品 名セリフ集
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「ガントレット」
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テレビ放送版
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監督：クリント・イーストウッド
出演：ソンドラ・ロック（ガス・マリー）/ パット・ヒングル（ジョーゼフスン）/ ウィリア
ム・プリンス（ブレイクロック）/ ビル・マッキニー（パトロール巡査）
/ マイケル・キャヴァノー（フェイダースピール）
声の出演：マリー（高島雅羅）、ジョセフィン（富田耕生）、ブレイクロック（納谷悟朗）
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イーストウッド主演作の中でも人気の高い「ガントレット」だが、吹替え版もなかなかの出来。
イーストウッドの名セリフはあまり多くないのだが、その分ソンドラ・ロック演じるマリー
の悪態のセリフが過激で楽しめる。
後半にかけてはラブ・ストーリーへと変化してくるので、主人公ふたりの微妙な感情表現の
違いにも注目。
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| 原語 |
We've got a problem , you and me.
We don't like each other, but we're taking a trip togethr.
You can come along peacefully or be a pain in the ass.
But,I warn you mess around and I'll put cuffs on.
Talk dirty, I gag you. If you run, I'll shoot you.
My name is shockley. We've got a plane to catch.
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| 字幕 |
お互いに虫が好かないが、一緒に来てもらう。
おとなしく来るか、暴れるか。暴れるなら手錠をかける。
怒鳴れば猿ぐつわ。逃げれば撃つ。
俺はショックレー。行くぞ。
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| 吹替 |
どうやら皮肉なことになったぜ。
俺達はウマが合わないが、一緒に行かなきゃならないんだ。
途中おとなしくするか暴れるか、どっちか決めろ。
だが暴れりゃ、女でもかまわねぇ、手錠をかけるぞ。
ふざけりゃブン殴るし、ズラかろうとすれば、ブチ殺す。
俺の名はショックリー。さあ飛行機でフェニックスへ行くんだ！
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| メモ |
護送人マリーを迎えに行って、彼女と初対面。
拘置所を出ようとしない強情で気の強いマリーに、まずはショックリー、先制の忠告。
自分の言うことを信用しないショックリーにその後のマリーの「このインポ野郎！」が傑作。
（主人公の名はビデオ字幕ではショックレー、吹替えではショックリーとなっている。）
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| 原語 |
Somehow I get the feeling your heart isn't in your work.
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| 字幕 |
そんな事だろうと思った。
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| 吹替 |
幸せどころか、すごくミジメな気分になってきた...。
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| メモ |
拘置所を出た二人だが、移動に使った救急車が爆破され、とりあえず近くのモーテルへ避難。
マリーはショックリーをたらしこもうと、ベッドで「ママが幸せにしてあげる」と彼の身体を
愛撫し始めるが、動じないショックリーの一言。
作戦失敗で「コン畜生！」とマリー嬢。
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| 原語 |
Is there anything like a florist around this neighborhood.
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| 字幕 |
近所に花屋はあるか？
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| 吹替 |
花が欲しいんだが、この辺にいい店あるかな？
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| メモ |
再びモーテルに避難、ルームサービスを依頼する電話でのセリフ。
セリフ自体は特に優れてはいないが、マリーがバイカーから自分を捨て身で庇ったことで
彼女に対するショックリーの気持ちに変化があらわれた言葉だ。
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| 原語 |
We know why Blakelock picked me for this job.
I'll prove he's wrong.
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| 字幕 |
ブレイクロックの鼻をあかしてやる。
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| 吹替 |
コミッショナーに俺を選んだのは間違いだったと悟らせなきゃ気がすまないんだ。
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| メモ |
二人の気持ちが通じ合い、フェニックスへ向かわずどこかに逃げようと説得するマリー。
ショックリーは首を振らない。何故？と理由を聞く彼女に対して。
ショックリーはモーテルに着いてすぐ、ジョセフィンに電話をした際にも、同様のことをブレイクロックに
伝えてくれと言っている。
これは野宿をした際に、マリーから「無能だからこの仕事に選ばれたのよ」と言われ、プライド
を傷つけられた男の意地のセリフ。
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| 原語 |
The Son of a bitches killed him !
Blakelock and Feyderspiel.
Goddamn, mother fucking !
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| 字幕 |
畜生め、あの検事補にしてやられた。
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| 吹替 |
ジョセフィンみてえな、イイ奴を...、コミッショナーと検事の野郎！
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| メモ |
フェニックスに入り、ジョセフィンの説得に応じて、武装バスを下車した際、
待ち構えていた狙撃班が発砲、ジョセフィンが銃弾に倒れる。
劇中、あまり感情を表さなかったショックリーだが、親友を殺され、激しく慟哭する。
山田節ならではの感情表現で、本作一番の名調子。
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| 原語 |
Mally: Please speak to me ! You know I love you.
Goddamn it !
Ben shockley, don't you die on me !
Open those fucking eyes !
Shockley: Nag, nag, nag....
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| 字幕 |
マリー： 何とか言って！ 愛してるわ...。
ひどい！
先に死んだら承知しないから！
その目を開けて！
ショックリー： わめくなよ、ダメ馬...。
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| 吹替 |
マリー： お願い クチきいてよ！ 愛してるわ...。
このいくじなし！
私ひとり残して死んじゃう気なの！
バカバカ、目を開けなさいよ、目を！
ショックリー： や〜かましいぃなぁ...。
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| メモ |
ブレイクロックに撃たれ、動かないショックリーに絶叫するマリー。
最後の最後まで悪態つく高島マリーの言いまわしも最高で、受ける山田氏のなんともいえない
けだるいセリフでハッピーエンド。
ちょうどショックリーが目を開く瞬間に、オープニングでも流れた曲のピアノソロのイントロ
がかぶさる絶妙のタイミングが素晴らしい。
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